様々なクラウドサービスでも老舗のDropbox

190c6ed4クラウドという言葉は最近耳にすることが増えたけれど、実際は「???」という方も多いことでしょう。
今回は、その中でも比較的有名な「Dropbox」サービスを紹介したいと思います。

クラウドとは、ネット上での資源サービスなのです。PCのハードウェアやソフトウェアをインターネットを通じて利用すると思えば間違いではありません。

Dropboxは、クラウド・ストレージというネット上に用意されたHDD(ハードディスク)です。

利用できる容量によって無料から有料まで、各プランが用意されています。


プラン 無料プラン プロプラン
容量 2GB 100GB 200GB 500GB
費用(月額) 無料 $9.99 $19.99 $49.99
費用(年額) 無料 $99.00 $199.00 $499.00

まずは無料プランで! しばらくは充分利用できるはずです。
焦って有料プランにする必要性はありません。

2GBといえば、最近のスマートフォンの写真でも800〜1000枚近く保存出来ます。
音楽ならCD音質で200分程度。携帯音楽プレーヤ用で400〜500曲分ぐらい保存できる量です。

以下、利用するために必要な手続きをまとめておきます。

アカウントを取得する

まだ利用したことがないとか、これから使ってみたいとかの場合、Dropboxのサイトから登録すれば利用できるようになります。
最低限必要なのはメールアドレスです。

まだ慌てないでください。
普通に上記Dropboxのサイトから新規登録すると、無料プランでは2GBしか利用できません。
でも、すでにユーザである人から紹介されると、紹介者と紹介された人それぞれに+500MBボーナスが付いて、初めから2.5GB利用できるようになります。(紹介をたくさんすると500MBずつ増えていきます。最大18GBまで)

私はすでに十分な容量を持っているので、これ以上必要ないのですが…。
以下のリンクから登録をすれば、利用できる量を初めから増やすことができるので、必要なら下のリンクから登録してみてください。

http://db.tt/z4vZPae

必要なプログラムをインストールする

DropboxPCで利用したい人は、Dropbox画面左下の方に「インストール」というリンクがありますので、ここをクリックすると使用しているOSに応じた画面が表示されるはずです。

WindowsもMacもLinuxも対応しています。

プログラムをダウンロードしたら、実行すれば登録したメールアドレスとパスワードを要求されますので、入力してやれば利用可能になります。

iPhoneやAndoroidなどのスマートフォンを利用している人は、それぞれのアプリ配布サイトから入手可能です。(App StoreやGoogle Playですね)

これらスマートフォンも、インストールしたら、最初に取得したアカウント情報を入力してください。

何ができるのか?

さあ、これで準備が整いました。何ができて、どう便利なのでしょう?

windowsの場合PCを使っている人は、自分のユーザフォルダにDropboxというフォルダができているはずです。

Windowsの人はCドライブの中のUser→ユーザ名→Dropboxとなります。

 

 

 

 

Macの人は、ユーザ→ユーザ名→Dropboxですね。Macの場合

どちらの場合も、フォルダのアイコンの左下にグリーンのレ点が表示されているはずです。

このレ点には意味があります。

ご自分のPCのフォルダの中身と、インターネット上のDropboxのフォルダの同期(フォルダの中身を一致させること)が完了していることを意味します。

以後、自分のPCのDropboxフォルダに保存すると、自動的にインターネット上のDropboxの記憶エリアにコピーしてくれるのです。削除すれば、インターネット上のDropboxのデータも削除されます。

簡単にいえば、PCのフォルダのコピーをインターネット上に作ってくれるのです。しかも自動で…。

何が便利なのか?

基本は以上なのですが、複数台のPCを利用していると、便利さが分かりやすいですね。

PC(A)とPC(B)を利用していて、PC(A)で作成した文書をDropboxのフォルダに保存します。すると…

PC(A)→ インターネット上のDropboxフォルダ → PC(B)

と自動的にコピーがされます。(データのサイズと回線の速さによっては、少し時間がかかりますけど)
つまり、Aで修正・保存したものが、Bでも利用できるわけです。(自動で…)

また逆も自動で行われます。
Bで再度修正して保存しても、今度はAで最新のデータを利用できるわけです。

USBメモリを使ってコピーするとか、メールで送るとか、CDRに焼いてコピーするとか…そんな必要は全くないのです。
自動でコピーを取ってくれるところに大きなメリットがあります。

スマートフォンやタブレットは?

PC(B)がモバイル端末(スマートフォンやタブレット)でも同じように利用できます。
PC(A)で作業した最新のデータが、常に端末で見ることができるわけです。

ただし、モバイル端末での編集作業は、Dropbox単体ではできませんので、基本的には閲覧のみと考えてください。
(他のアプリケーションを利用することで、編集できるものもあります。ただしDropboxに保存できるアプリケーションは多くあります)

これで、PCに保存したデータをスマートフォンで確認したいという場合に、誤って古いデータを利用してしまうとか、データがなくて困るといった事が起きなくなりますね〜。

まだまだ他にも…

Dropboxを利用すると、他にも面白いことがたくさんできるようになるのですが、一度に全てを説明できません。
また、少しずつ紹介していく予定です。

今回は、アカウントの取得と仕組みだけですが、興味があれば試しに利用してみてください。

次回は、もっと面白い使い方を紹介します。お楽しみに!