各社出揃った音声定額サービス

Softbankが音声定額サービスを予告し、その後Docomoがいち早くサービスを発表。
Softbankが内容を見なおして、サービスの発表。そして昨日auも音声定額を発表しました。

蓋を開けてみれば、Docomoが発表した金額に完全横並びの設定。

この発表を受けて、どのプランがお得なのか?変更したほうが良いのか?
という質問を度々受けるようになりました。

すでに、Docomoユーザの人の中には、プラン変更を申し込まれた方も多いことでしょう。
まだの人は、迷っていますね。

Softbank・auのユーザは、どうしようか思案中のことと思います。

実際問題、お得なのかどうか…。

ざっくり検討してみる

すでに、各社の発表後、あちこちのサイトで、プランの詳細は説明がなされています。
細かな比較は、各自で検討してもらうとして、私なりの調査と考えをまとめたいと思います。

これまでにも、電話料金を如何に下げるかということで、何度も記事をまとめてきました。
各キャリア以外の電話サービスも紹介してきましたし、実際に使ってみたりもしています。

その結果から言えることですが…。(あくまでも主観ですょ)

プラン変更しない方が、大半の人はお得になると思っています。

【理由の1】

プランを変更した方が、お得かもしれないという人
→音声通話がメインで、データ通信をほとんどしない人。
ただし、月の通話料が異なるキャリアに対して1500円以上通話している場合は検討の価値が有ります。

メールやネット関係(ホームページの閲覧やFacebookやTwitter、LINE)をメインで使っている人は要注意です。
どのキャリアのプランも、現在の利用制限(7GB)よりも大幅に減っているのです。
もし、自宅にWi-Fiが無いとか、屋外での利用が多いという人は、制限に収まらなくなるでしょう。
まともに使うには、追加料金が必要になってしまいます。

【理由の2】

Docomoが出したプランよりも、割安、低価格、といった競争を仕掛けてこない各社の動向。

現在、スマートフォンは猛烈に普及し、各キャリアは、何のかんの言っても、相当な利益をあげています。
何せ、ガラケー時代は2000円前後で済んでいた支払いが、スマートフォンにかえた途端に6000円前後の支払いになっているのです。

この状態は、あえて競争をしなくても充分という判断をしているように感じるのです。
しかも、プランの内容は、データ通信中心の人にはより割高な設定になっているのですから、新しいプランの方がユーザにとってお得になっているとは思えません。

実際に、我が家の使い方をもとに、様々なプランの組み合わせを検討しましたが、同じ条件では相当支払額が増えてしまいます。
支払額を抑えることも可能ですが、データ通信中心の人には、無理なプランになってしまいます。

【理由の3】

データ通信を用いた通話が、一気に普及しています。
Skypeもそうですし、LINE電話もそうですね。
LINEなんかはスマートフォンでの利用者が5000万人以上とも言われています。
データ通信さえできれば、多くの場合、キャリアに関係なく電話が無料で可能なのです。
これに危機感を感じている各キャリアは、音声通話での収入源をカバーするために、今回のプランを作ったような気がしています。

一般的なユーザが通話料で支払う額は、Docomoの発表では1300円です。
今回の音声定額は、各社とも2700円ですね。

果たして、このプランは本当にお得なのでしょうか???

もう一度、プラン変更の前に検討するほうが良いと思いますよ。

我が家では、iPadとiPhoneを使ったFaceTime(テレビ電話)を結構使用します。
でも、これは音声定額ではなくデータ通信を利用しているのです。
一度使ってしまうと、この素敵な通話方法は病みつきになります。
音声のみとは違うんですよね〜。

これだけでも、プラン変更しない理由になり得るくらいです。
まんまと乗せられないように、見極めたいものですね。